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大内一也事務所開き
立憲民主党山口県第1区総支部の大内一也事務所開きが18日、周南市戸田の現地事務所で開催されました。
コロナ禍の影響により、事務所開きは関係者のみで開催。まずは神事によりお清めを行いました。
式では、炭村信義後援会長、小田村克彦県連代表、戸倉多香子県連副代表、伊藤正則連合山口会長それぞれが挨拶。連合山口の伊藤会長は2017年衆院選からの大内氏の活動を評価し、「大内氏は苦しい中でもこの4年間、一生懸命地道に選挙区を回り活動を行ってきた。そうした活動を通して、我々連合は大内氏を大切な仲間という認識を持っており、全力で支援していく覚悟だ」と述べられました。
激励を受けた大内氏は「4年前の衆院選に落選してから、毎日のように街頭に立ち、挨拶回りをして、たくさんの人たちの声を聞いてきた。そうした皆さんから受け止めた様々な声を、今度は私が選挙で訴え、そして国政の場で実現させていきたい」と力を込めました。
最後に全員で大内氏必勝に向けガンバロー三唱を行いました。
山口3区で蓮舫代表代行リモート演説
立憲民主党山口3区総支部は1日、宇部市のヒストリア宇部でリモート演説会を開催。応援弁士で蓮舫代表代行が出演し、3区総支部の坂本史子総支部長にエールを送りました。
3区総支部は蓮舫代表代行を応援弁士に迎え、当初は宇部と山陽小野田の2カ所で街頭演説会を予定していましたが、新型コロナウイルス感染症が首都圏を中心に爆発的に拡大していることから、蓮舫代表代行の来県を中止し、リモート出演で開催することにしました。
急きょ屋内となった会場では、感染症対策を施し、50人以上の支持者が参加。まずは山口3区の坂本史子総支部長があいさつに立ち、なぜ政治を志したのかなど自らの生い立ちも含め説明し、「日本の社会にはまだまだ様々な差別や偏見、格差が存在している。大きな権力を前に、貧困や差別などに苦しむ小さくかき消されたしまう市民の声を私は一つひとつ拾い、政治の場に届けていきたい」とし、「そのために、厳しい選挙区だが次の総選挙で勝利を目指していきたい」と力を込めました。
続いてZOOMで演説を行った蓮舫代表代行は、オリンピックが開幕し、新型コロナ感染者が爆発的に増えていることについて「この時点でオリンピック中止はさらなる混乱を招く恐れがあり、選手の頑張りや応援する気持ちは危機管理対応とは別」と話し、菅政権に対して「gotoトラベルから五輪開催まで常に楽観的観測でこのような状態を招いた。ワクチンが行き届いていない現状では人の流れを減らし、希望するすべての人に検査を実施し、これ以上感染を広げないよう手を打つべき」と注文を付けた。また、非常に厳しい選挙区で奮闘する坂本総支部長とその支援者らに感謝を伝えると、「山口3区は全国でも注目されている。自民党内の権力争いは『勝手にどうぞ』という気持ちで、国民のための政治を行うために、我々も全力で坂本史子さんを支援していく」と訴えました。
時局講演会 枝野代表ZOOMで政権交代訴える
立憲民主党山口は定期大会終了後に時局講演会を開催し、急きょ来県中止となった立憲民主党の枝野幸男代表がZOOM出演し、現政権の機能不全を指摘したうえで政権交代の必要性を訴えました。
時局講演会は立憲民主党山口と山口1区総支部の共催。7月12日に東京都で緊急事態宣言が再発令され、山口県内の感染状況、感染防止策の徹底などを考慮し、主催者側の判断で枝野代表の来県を中止、ZOOMでの出演依頼となりました。
会場では定期大会に引き続き代議員のほか、連合山口役員、大内一也の支援者約70人がスクリーンを見つめる中、枝野代表はまず、山口県が前総理の出身地で立憲には大変厳しい選挙区だと認識を示したうえで、「そうした厳しい中でも活動を積み重ね、がんばってくださっている」と参加者に謝辞を述べました。
続けて、第5波に入ったと思われる新型コロナの感染状況について、安倍・菅政権の「水際対策」「検査方針」「補償」が失敗したため、収束が見えてこない原因だと指摘し、「これを言うと野党は批判ばかりと言われるが、これらについて全て政府に具体的な提案をしてきたが、政府は議論すら避けてきたのが現実だ」と説明。10年前に官房長官として東日本大震災・原発事故の対応にあたった教訓から、今の政府は楽観論に立ち危機管理に対応できていない、司令塔不在(発言・方針の責任者がわからない)だとし、「もし政権交代ができたなら、総理をトップに官房長官が実務を担う強力な危機管理チームを再編成し、政府内・省庁間の情報共有を進め、対応に当たっていく」と意欲を見せました。
もう一点、日本経済の立て直しについても言及。長年、規制緩和・小さい政府・競争主義を続けてきた結果、様々な分野の労働者が非正規雇用に切り替わり、今の日本は低賃金・将来への不安から消費者に消費する力がないと指摘。悪循環から抜け出すためにも、まずは市民ニーズが高まっている保育士や看護師、介護士、ハローワーク関係者など公的サービスの非正規雇用を正規雇用とすること、また不労所得の格差拡大を是正するための所得の再分配、国土保全・食糧自給の観点からの1次産業従事者への所得支援などを訴え、「『無駄』とされた公的なサービスは社会に安心を与え、その安心感から社会活動が回っていくという側面もある。働く側も正規雇用になれば、安心して消費できる。そうした社会を我々は目指していく。今は日本が変わるチャンスでもある」と力強く述べ、講演を締めくくりました。
講演終了後、「内閣支持率が下がっているのに、なぜ立憲の支持率は上がらないのか」「旧民主系は離合集散を繰り返し、国民の信頼を失った。立憲は今後どう運営していくのか」など、会場から出た厳しい質問に枝野代表がどう答えたか。時局講演会の内容は動画でチェックできます。
県連大会 新代表に小田村県議、新幹事長に久冨市議
立憲民主党山口は17日、山口市熊野町の防長苑で「第1回定期大会」を開催。提案した議案すべてが承認され、新代表に小田村克彦・県議会議員、新幹事長に久冨海・柳井市議会議員が就任し、新体制での活動がスタートしました。
大会には1~4区の代議員20名(委任状出席含む)が出席。姫野敦子・岩国市議の手話により開会し、長年民主党山口幹事長として民主系県連の礎を作り、昨年11月に逝去された西嶋裕作前県議を悼み黙祷を捧げました。
挨拶に立った加藤寿彦代表は以前から体調が万全でないことを打ち明け、「昨年の新県連設立時に代表就任の要請を固辞したが、重い病と闘っていた西嶋君のこともあり、2つの旧県連をまとめることが私の最後の仕事だと思い代表を引き受け、ここまで何とかやってきた。今から皆さんにご提案をする若い新役員とともに、来る衆議院選挙の勝利を目指し、一緒に戦ってもらいたい」と訴えました。
続いて来賓として登壇した連合山口の伊藤正則会長は、同じ組合で長年苦楽を共にしてきた加藤代表に感謝の意を伝えた後、長引くコロナ禍で労働者、生活者が苦しい状況に陥っている現状を踏まえ、「連合として電話相談などを受けているが、そうした苦しむ人たちを救う制度・法律の立案は政治の場になる。コロナ対応を見ても、自公による長期政権の弊害は明らかで、我々労働者、生活者の思いを実現するため、連合山口としては推薦決定している1区大内氏、3区坂本氏の支援を行い、ここ山口で風穴を開けたい」と政権交代の必要性を求めました。
議事に移り、執行部が昨年度の活動内容等を報告した後、今年度の「役員選出」「規約改正」「活動方針」「県連予算」の議案を提出。代議員から出た個別政策の県連としての見解や衆院選に臨む体制など質問のやり取りを行い、採決ではいずれも全会一致で承認。新役員では、加藤氏が顧問となり、代表に小田村克彦県議会議員、副代表は大内、坂本総支部長に戸倉多香子県議を加えた3人体制に、幹事長に久冨海柳井市議会議員がそれぞれ就任しました。
小田村新代表は新役員一人ひとりの名前を読み上げ、「新しい体制で衆院選に臨むことになる。政権交代の基盤をつくるために、立憲民主党としての政策を訴え、議席獲得を目指したい」と挨拶しました。
【変更】7/17 枝野代表来県中止でリモート対応
お知らせをしていました7/17(土)の「枝野代表来県」ですが、東京都の緊急事態宣言再発令や感染拡大防止に努める県内の状況などを考慮し、枝野代表の来県を中止、リモートでの出演対応とすることにしました。
これに伴い、当日の第1回定期大会と時局講演会は関係者が出席し、予定通り山口市の防長苑で開催し、枝野代表は時局講演会で講師としてリモート出演します。
※時局講演会は当初午後3時半開始予定でしたが、午後3時開始に早まります。