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今の政治、あなたの1票で変わる、変える
12日間続いた衆議院議員選挙は本日最終日を迎え、あす27日(日)は投票日となります。
山口県では立憲民主党公認の坂本ふみこ候補(山口1区)、平岡秀夫候補(山口2区)の両候補が、選挙区を回り、各地の街頭に立ち、精一杯力を振り絞り政策を訴えてきましたが、こうした街頭でマイクを使う活動も本日午後8時で終了します。
山口県は、全国でも屈指の『保守王国』『自民党王国』として知られ、ここ12年間、衆議院小選挙区、参議院山口県選挙区、すべての選挙区を自民党が独占している状態です。この間に総理大臣、官房長官、外務大臣、文科大臣、防衛大臣など数々の閣僚を輩出し、新しい道路ができた、大きな公共施設ができた、「与党・自民党の先生がいるおかげ」と語られることもあります。
では、山口県は全国の他県と比べ住みよい県、未来へ希望の持てる県になったのでしょうか。若者の流出は歯止めがかからず、農作放棄地が増え、昔子どもたちで溢れた学び舎は相次ぎ廃校、公共交通も次々と削減・廃止、商店街に賑わいは戻らず、空き家問題は深刻さを増し、今年発表された消滅可能性自治体に県内では8市町もが含まれていました。
本当にこのまま、山口県は自民党に任せておく政治で良いのでしょうか。代々続く後援会や企業・団体から手厚い支援を受ける世襲候補に、山口県の実態や賃金・年金が上がらず物価高で苦しむ労働者、生活者の暮らしがどこまで理解できるのでしょうか。
政治には緊張感が必要です。与党、野党が伯仲することで、それぞれ切磋琢磨をし、政策を磨き、当選を左右する有権者の声に本気で耳を傾けるようになります。残念ながら、我々野党の体たらくが続き、ここ十数年の山口県ではその状況に至っておらず、「何もしなくても当選できる」状態が続いています。
しかし、この度の衆議院選挙は違います。自民党は裏金問題、旧統一教会問題、世襲問題、そして石破総理の変節で、多くの有権者から反発を受け、信頼を失っています。”敵失”かもしれません。しかし、今回は、自民党のやりたい放題の今の政治を「変えることができるかもしれない」選挙であり、そのキャスティングボートは有権者一人一人が握っているのです。「政治に興味がない」「どうせ変わらないから」「入れたい人がいないから」と棄権せず、どうか投票所に足を運んでいただき、皆さんの意思を示してください。
4月の衆議院島根1区補欠選挙で自民党候補者を野党系候補が初めて破ったように、ここ山口県でも有権者一人一人の行動で政治状況を変えることができます。皆さんの1票は政治を変える力を持っています。
明日の投票日、これまで通り山口県のこれからを自民党の世襲候補に任せるのか、それとも1区は「坂本ふみこ」、2区は「平岡秀夫」と書いていただき、有権者の声に本気で耳を傾ける政治状況をここ山口県でも作り出していくのか。皆さん、投票へ行きましょう。